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インシデント管理の重要性や課題を知ろう

 現代のIT・クラウド時代においてインシデント管理は欠かせません。
適切なインシデント管理を行わないことにより起きてしまったインシデントがもたらす損害というのは、単純な金銭的な損害だけでなく、企業の社会的地位の低下や関係取引先などへの悪印象を与えるなどその損害は計り知れません。
今では、そのような被害を予防するため、又起こってしまった時の被害を最小限に食い止めるために、インシデント管理のサービスを提供している会社が増加傾向にあります。
こうしたインシデント管理サービスを提供する会社を選ぶポイントは、24時間体制のサポートがあるかどうかという点が重要になります。
システム障害は時間を選んでくれません。
そんな時に利用者からの問い合わせに常に対応できる体制を作っておくことが風評被害を最小限に防ぐため重要な項目になってきます。

 こうした企業のインシデント管理は、重要性が叫ばれているものの、まだまだ課題が多いのが現状です。
まず、インシデント管理サービスやツールを利用せず、表計算ソフトなどで管理をしている所がまだまだ多いというこの現状です。
このような方式は情報管理業務が煩雑になるばかりか、だれがいつどのような作業を行ったかが見えづらいという問題もあります。
また、管理業務は出来ているものの、インシデントが起きてしまった時に対応出来る人材が社内に存在しないという課題を抱えている企業も少なくありません。
こうした課題を適切なインシデント管理サービスやツールなどの導入により、管理業務に関する不安を解消することが業務効率の改善につながり、長い目で見ればコストカットにつながる可能性もあります。

 では、それぞれの企業が抱える悩みを解消できるようなサービスやツールを導入する時にはどのようなポイントを見て選べば良いのでしょうか。
まずは、その会社やツールが提供する主な機能が、いざという時に自身の会社が求める機能であるかという点です。
例えば、1日に多くのアクセスがあることが予測されるwebサイトなどで、いち早いシステムの復旧が求められる場合にはそのような管理に強いサービスが適していると言えます。
顧客データなどの重要な情報が多く、問題解決の対策をいち早く行いたいという場合にはインシデントの根本を突き止めることに特化したサービスを選ぶことが重要です。
そして、インシデントが起きた時の連絡がスムーズな形で行われるかという事も選ぶ上で重要なポイントです。
担当者が見落とさないような形で連絡がいくか、そしてその担当者の問い合わせに素早く対応してくれるかなどという点も確認しましょう。

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